イーサリアムが新たな段階へ!9月後半以降に大型アップデート

イーサリアムは実装当初から最低4度のハードフォークを前提とする仮想通貨でした。すでに2度のアップデートを経験してきたわけですが、ついに3つ目のハードフォークである「メトロポリス」の実装が来月、9月後半以降に実装されるという告知が開発者によって全国に発信されました。最近のニュースがビットコインとビットコインキャッシュについてばかり溢れていたなか、若干見過されがちだったイーサリアムは来月以降その存在感を大きく増すかもしれません。

イーサリアム進化の指針「イーサリアム・ロードマップ

これまでイーサリアムは年始に発表された「イーサリアム・ロードマップ」という予定表に沿って、開発が進行されてきました。そしてこれ以降もこの方針は続くと考えられ、今回のメトロポリスについてもこのマップ上に記載されていました。ただ元々6月末の実装予定でしたので、3ヶ月ほどの遅延ということになります。

イーサリアムに関心があるという人はぜひともこのロードマップを確認しておくことを推奨します。前回のハードフォーク「ライデン」の実装時も、イーサリアムの需要は一気に高まり、その価格を跳ね上げました。それだけ、イーサリアムのアップデートは重要な転機であるわけです。

参照:イーサリアム・ロードマップ詳細

9月末のアップデート名はビザンチウム

イーサリアム創設者のVitalik Buterin氏による8月15日のAMAによると「メトロポリスは現在テスト段階に入っており、2-3ヶ月ほどになる。」とコメントしています。また、イーサリアム全コアデベロッパー会議で決定したこととして、メトロポリスの実装は2回に分けられる予定であり、最初のハードフォークはその名を「ビザンチウム」として、9月末に実装される予定です。

このビザンチウムはイーサリアムのPoS実装の実現に大きくアプローチする内容を主としています。メトロポリスの次の大型実装でイーサリアムを完全版とする「セレニティ」ほどの大きなアップデートではないのですが、逆にいえばイーサリアムの完全版に限りなく近づいたといえます。当然、このセレニティについては今後注目が集まるに違いありません。

アップグレードの内容

進化の内容は大きく分けて4つです。

  1. 過去よりもさらに匿名性が強化された点です。より高度な水準での匿名取引が「zk-SNARKs」によって可能となります。
  2. プログラミングとスマートコントラクトがはるかに容易に達成されるという点です。これは、プログラマーの負担を大きく軽減してくれます。
  3. セキュリティーの保護を切望する人たちの匿名性を維持することで可能となるユーザーのプライベートキーのアドレスの獲得です。これはネットワークのセキュリティ強化に寄与し、ハッキング等の攻撃さえも防げます。
  4. マイニングの難易度を指数関数的に増加させる「ディフィカルティ・ボム」と呼ばれるアルゴリズムの調整です。このボムはイーサリアムがPoWからPoSへと移行する過程で中間となるステップとなります。この期間は、「イーサリアムの氷河期」とよばれ、これを凌げば、雪解けが待っています。すなわちPoSの実装であります。

価格は反応する?

上昇するか、減少するかという判断は現時点ではつかないでしょう。ディフィカルティ・ボムが原因で、マイニングが遅延すれば、価格は落ちてしまうかもしれません。

しかし、このアップグレードで全システム上でのユーザーの数は上昇すると考えられます。これは価格の上昇につながります

以上の2つの要因のどちらが強いかで価格の動きは左右されるでしょう

メトロポリスがイーサリアム完全版まで最後から2つ目のアップデートであることを考えれば、その次、つまり最後のアップデートであるセレニティはきっとETHの安定性を高めて、より大規模な時価総額の増加につながるでしょう。

まとめ

今回のメトロポリスというアップデートはプライバシーと効率性の強化に大きく寄与します。実装時期の発表から今に至るまで、イーサリアムへの負の影響はみられていません。

イーサリアムの需要の増加の要因は実は他にもあるようで、最近では韓国での需要の高まりが顕著に見られるようです。また、ロンドンに本拠を構えるIG証券もイーサリアムを扱った取引を次週から始めることを発表しています。

参照:Ethereum Announces Metropolis Hard Fork Coming Late September

Ethereum Profits From Early November Fork FUD

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です