8月1日:ビットコイン運命の分かれ目

ビットコインコミュニティのニュースに注目している方はもうご存知の通り、あと2週間ほどでビットコインネットワークはプロトコルの変更に直面します。ユーザによるソフトフォーク(UASF)の実施が予期されていることに加え、これに逆らおうとする反対グループが複数いることから8月1日は世間の注目と不安を集めています。

 

8月1日が運命の分かれ目?

 

ブロックチェーン分岐問題は今年の3月にBitcoin Unlimitedが幅広い支持を得たことに対してビットコイン支持者や仮想通貨会社が分岐の可能性を恐れたことで頻繁に議論の的となりました。この議論が今回、UASF(またはBIP148)という全く異なったシナリオになって再浮上してきました。

 

UASFとは8月1日日本時間9時から実施される、フルノードにてソフトフォークを作動させるためのメカニズムのことです。フルノードとはすべてのブロックとトランザクションをダウンロードし検証するビットコインネットワークに接続しているコンピュータのことを意味します。これによって、BIP141(またはSegwit)にアップデートされていないブロックは参加しているフルノードに拒否されます。Bitnodeによると、現時点で確認のとれる7896ビットコインノードの内、1095のノードがUASFへのサポートを表明しています。UASFはSegwitを作動させるために業界とマイナーの大幅なサポートが必要であり、これが得られない場合ブロックチェーンが2つに分岐する可能性が出てきます。

 

現在、AbraやTrezorを始めとする約40あまりの機関がBIP148への支持を表明していますが、未だに多数のウォレットやKraken, BTCCを含む過半数の大手取引所が支持を表明していない状態にあります。

 

Bitcoin.orgの警告

 

7月12日にBitcoin.orgは8月1日に起こる可能性のあるネットワークの混乱に注意を呼びかけています。

警告の詳細として、ビットコインの承認スコアが不定の期間中信頼できなくなることによって、システム変更後に受け取ったビットコインが後にウォレットから消失したり、他の人に支払い方法として受け入れられないタイプのビットコインになってしまう恐れがあります。

状況が解決されれば、承認スコアが自動的にもとの信頼性を回復するか2つ(またはそれ以上)のバージョンのビットコインが出来ることになります。前者の場合、今まで通りビットコインを使用することが出来ますが、後者の場合はビットコインの安全な使用を開始するのにより多くの工程を踏む必要が出てきます。

この警告はユーザーにUASF最中と事後に起こりうるリスクを提示しており、その期間中の支払いや送金を避けるよう呼びかけています。

ビットコインABC

 

もう一つのシナリオとして、ソフトウェアエンジニアのAmaury Séchet氏が発表した「ビットコインABC」があります。このプロジェクトは、BIP148に対抗するユーザによるハードフォーク(UAHF)であり、Segwitのコードを除去し変更可能なブロックサイズを取り入れることを可能にします。ABCが8月1日に始動されればネットワークに障害を起こし、ブロックチェーンの分岐につながる可能性があります。

 

Segwit2xが動き出す

 

上記2つのプラン以外に、Segwit2xを支持するグループも働きを強めています。これはSegwitと2MBハードフォークを取り入れたニューヨーク協定とも呼ばれる妥協案なのですが、今のところ一定の支持を得ているものの多くのコアサポーターとコア開発者達に反対されています。しかしながら、Segwit2xを動かそうとしているグループは8月1日にむけて活動を続けています。

 

いずれにしろ、8月1日に向けてユーザがするべきなのは個人鍵の管理を怠らないことと、Bitcoin.comが提供するアップデートされた取引、入送金情報等をチェックして状況把握することが重要になるでしょう。

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