イーサリアムの「大逆転」失敗か?価格下落も将来回復の兆しあり

 

イーサリアムは数週間の価格高騰後に暴落を開始し、イーサが謳っていた「大逆転」(the flipping、イーサがビットコインの価格を超える)は実現不可能だということを感じさせました。

coinmarketcap.com

 

わずか数週間前までは仮想通貨の盛り上がりに伴い世界最大規模の資本家市場であり、同時に最高価値の公共ブロックチェーンと公認されていたイーサは7月が近づくにつれて動向がどんどん不確実になってきてしまいました。

 

coinmarketcap.com

 

6月中旬に415ドルに近づく最高値を記録したのち、昨日イーサの価格は300ドルを下回り歴代最高額からおよそ27%も下落しました。その他にもこの下落とともにイーサの市場シェアはビットコインのシェア率の70%を切り、先月の82%を下回りました。

 

この数値は、ブロックチェーンという新たな市場領域を先導する立場を長年ずっとビットコインが占めており、投資市場もビットコインのコミニュティが主導権を握っていることを示しています。

 

しかし仮想通貨の高速な発展に伴いビットコインのマーケットシェアは緩やかに降下しており、その大きな要因はイーサリアムの発展の影響と見られています。

 

今現在、多くの投資者が一番注目している問題はこの傾向がこれからも続くかどうかです。

 

イーサリアムとビットコインの競争

 

これまでの分析家の予測では、2017年にはイーサリアムの価格がビットコインの価格を超えると言われていました。

そして最近のイーサリアムの価格低迷を前にしても分析家たちは依然と同じ見方をしています。Crypto Asset FundのCEO, Tim Enneking氏はイーサリアムが市場の主導権を握ると確信しています。

 

Enneking氏はCoinDeskの取材に対し、「今年の年末前までにはイーサリアムの市場シェアがビットコインを超える。」とし、イーサリアムの最近の価格動向は「価格暴騰の前触れだ」という意見を述べました。

 

InvoicePoolの創設者のMarius Pupsys氏も同様の観点を示しています。Pupsys氏は、「以前と変わらずイーサリアムは必ずさらなる発展を遂げると信じている。すぐに達成できる課題ではないが、時間の問題である。」という見解を示しました。Pupsys氏はビットコインのスケーラビリティ問題を含むビットコインとイーサリアムの価格に影響を与えるであろう要素にも言及し、もしビットコインの発展に停滞が見られた場合により一層投資者が他の仮想通貨に乗り移るであろうと予測しています。

 

ビットコインの弱点

 

ビットコインのシステムは市場変化に適応しようとしている最中です。ビットコイン投資者たちは長い間ブロック容量の課題を解決しようと模索しており、ブロックを拡張させるSegwit 2xという最終方案を出しました。この方案に基づけば、取引規模を低下させるとともにビットコインのブロック拡大が可能になります。最近になってこの案は90%近くのマイナーの支持を獲得し、採用されればビットコインの容量問題の改善につながると考えられます。

 

しかしながら多くの投資者は、この案ではビットコインネットワークが再度分裂するのを避けることはできないと見ており、必ずしもビットコインネットワークの将来にとって朗報ではないと考えています。

 

Pupsys氏は、もし開発者が類似課題を解決できなければ、このような不確定性が投資者がイーサリアムに流れる要因になると考えています。

彼は「ビットコインが容量問題を解決するにあたり様々な問題に直面することが危惧され、それによって大幅な価格変動や市場での立場の”大逆転”も見込まれる。これらのいずれも結果的にイーサリアムが市場で有利な地位を築く要因となるだろう。」と述べています。

 

香港仮想通貨基金 Jen Advisorの社長Jehan Chu氏によれば、より多くの投資者がイーサリアムを受け入れることによってイーサリアムが更に多くのビットコイン投資に取って代わる可能性があります。

 

彼は、「もしブロック容量、及びネットワーク分裂の問題を解決できなければイーサリアムが仮想通貨を代表する日は思っているよりも近くなる。」と述べています。

 

しかし、今の状況をそれほど悲観していない人もいます。仮想通貨取引所CryptoCompareのCEO、Charles Hayter氏はビットコインが面している容量問題に楽観的な見方を示しました。

Hayter氏は「この大きな逆境がビットコインに新しいものを生み出す機会を与える。マイナーたちの容量問題をめぐる熾烈な論争がビットコインの将来の更なる発展につながる。」と述べています。

 

イーサリアムネットワークの混雑

 

ビットコインがスケーラビリティ問題を解決するのに奔走しているのと同時に、イーサリアムも自身の課題を解決するのに忙しいのです。

最近になって多くのICO投資者が、イーサリアムの投資ブロックチェーンなどの新たな事業や項目を使用し始めており、イーサリアムネットワークは利用量に耐えきれていない挙動を見せ始めました。

最近では、イーサリアム上で実施されたStatusクラウドファンディングで初日から18万イーサリアム(6000万米ドル超)の投資がされています。

 

何人かの分析家達がICOに言及した際に、イーサリアムネットワークに与える影響を説明しています。Magnrの創始者Joe Lee氏は「今回のICOの過剰な人気に伴い取引量が過度に増大し、イーサリアムネットワークを24時間停止させた。」と述べました。

eToroのCEO、Iqbal Gandham氏もこの状況について言及しています。彼はイーサリアムネットワークの混雑問題が短期間のうちに大きな問題をきたらす可能性は低いと考えています。

彼は、「今回のICOを通してイーサリアムが抱える問題を確認できた。しかし、これほど多くの人がイーサリアム上でイーサリアムを用いた投資や取引をしているので、危機的状況ではない」という考えを示しました。

 

発展に伴う困難

 

総合的にいうと、 Gandham氏のような意見が普遍的です。

例えば、BitMEX創設者のArthur Hayes氏はイーサリアムのネットワーク混雑問題が大幅な発展へつながる突破点となることを期待しています。

Hayes氏はCoinDeskの取材に対し、「ICOブームに伴い、イーサリアムネットワークは大量の取引の処理に尽力しており、イーサリアムの価格も変動している。一定の問題は存在するが、投資者のイーサリアムに対する需要は降下しておらず、これが今存在する問題が発展の過程上に起きる正常な現象だという証明である。」と述べています。

 

Gandham氏は新しい技術は常に様々な挑戦にぶつかり、このような挑戦が企業家が更なる機会を作り出すことに繋がると強調しています。

 

彼はイーサリアムの持つポテンシャルを信じているが、イーサリアムがビットコインを超えるかどうかについては不確実という見方を示しました。

Gandham氏はなんでも起こり得る仮想通貨の世界で、イーサリアムがビットコインを出し抜くことはないと現時点で決めつけるのは早すぎると考えています。

■引用元URL:http://www.wanbizu.com/news/2017062810108.html

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。ツイッターでも皆様に有益な情報を提供していきますのでフォローお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です